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独り言。

シチュエーションCD、BLCDの感想ブログです。

忘備録的な目的で始めたブログですが、作品購入に迷っているどなたかの判断材料の一部になれれば幸いです。

個人的解釈で書いており、ここに書いてあるものはごく一部ですので気になった作品はぜひ購入をおすすめします。









大正黒華族 第二章 コヲリ

Rejet の大正黒華族 第二弾コヲリの感想を残しておきます。

彼ヲ飼育スルCD 「大正黒華族」 第二章 コヲリ 声:前野智昭

彼ヲ飼育スルCD 「大正黒華族」 第二章 コヲリ 声:前野智昭

 

 

 第一弾を聴いてすっかりはまってしまった黒華族ですが、どうにもこうにも第一弾と比べてしまって…いつも以上に偏った感想になりそうです。

自分なりの物語の結末を見つけるのにとても時間がかかりました。

 今回もブックレット、盤面の仕掛けがとてもよかったと思います。

 

 

時間

CD1枚(58分) 第一節~第六節+フリートーク

第一弾は2枚組の方がよかったんじゃないのー?と思ったのですが

今回はちょうどいい感じでまとまっていたと思います。

でもちょっと思うところもあるのでそれは感想で。

 

キャラクター

・玖珂コヲリ(cv.前野智昭)…ヒイロの双子の兄。凶暴で攻撃的、「獣」扱いされるのが大嫌いな獣。

芯の部分は優しさももってる。

基本的に厭世的な考え方をしている。

幼少期の思い出を大切にしているあたり純粋なところもあるのかな?ツンデレがかわいい。非童貞臭がするけど本命には慎重派(多分)

 

・ヒロイン…病弱のお嬢様。泣き虫。

※第一弾のヒロインとは違うので注意!

簡単に言うと、たとえば未知の生物に出会った時の反応が

「わー!なにこれ!?」って近づいていくのが1巻のヒロイン

「え…なにこれ(こっちこないで)!」って退くのが2巻のヒロイン、みたいな。 

個人的に、序盤からわりとイラっとして悪印象に。最後まで好感が持てなかったのがとても残念。

まぁコヲリが好きならそれでいいんだけどさ。

 

 

 以下完全にネタバレですのでご注意を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリー(個人的な解釈も含まれています)

病弱なお嬢様であるヒロインは療養のために一人親元を離れ郊外の「白百合の屋敷」に移り住むことに。

そんなヒロインの住む屋敷にやってきたコヲリは、来て早々凶暴ゆえ使用人によって首輪をつけられ座敷牢に閉じ込められます。手荒い歓迎にコヲリは激怒。

そこへやってきたヒロインがコヲリに「番犬になってほしい」と頼みます。

すぐに忠誠を誓うコヲリですが 、牢を出してもらうと態度を豹変させ「お前には絶対番犬扱いされたくない」と言い、乱暴な言葉をヒロインにぶつけ「このことは誰にも言うな」と脅します。

 

コヲリは自分を「獣」としてしか見ていないヒロインに苛立ち、

「そんなに俺を手なずけたいのか!これ以上偉そうにするなら体に教えてやろうか?」

と怯えるヒロインに迫りますが、彼女の涙を見て一瞬動揺し

「泣き虫なとこは変わってねぇな…」と呟いて去っていきます。

翌日コヲリはヒロインから番犬として検診に同行するよう言われ番犬扱いに苛立ちながらも、街の治安が悪いのを知っていた為しぶしぶ同行することに。

検診が終わったものの(病気の状態的に?)両親のいる家にはまだ帰れない、と落ち込むヒロインをコヲリは秘密の花畑に連れて行きます。

この花畑で昔「男の子」と遊んだことがある、と言うヒロイン。

実はその「男の子」がコヲリでした。

小さい頃だったのでヒロインはコヲリを人間の男の子だったと思っていたようです。

思い出の中の男の子に会えた!と掌を返したように喜ぶヒロイン。

二人は花畑に咲く桜草を眺めながら和やかに昔話をします。

帰り際にコヲリは離れてからもずっとヒロインを想っていたこと、また会えて嬉しかったことを告げます。

 

ヒロインがコヲリのことを思い出してからはとにかくコヲリは優しいです。

物を運ぶのを手伝ってくれたり、体調を気にしてくれたり…

ある日勉強を終え疲れたヒロインがうたた寝をしていると屋敷に電話がかかってきます。コヲリが電話を取ると相手はヒロインの許婚。今日の夕食を楽しみにしている、という伝言を預かります。

許婚は彼女が通う病院の医師でした。

ショックを受けたコヲリですが、あくまで平然を装いヒロインを送り出します。

 

数日後ヒロインがコヲリのもとを訪れます。

許婚との結婚が決まった、と。

ヒロインはコヲリも一緒に連れて行きたいと言いますが、コヲリはさっさと嫁に行け、と彼女を突き放します。

ヒロインが最後にコヲリが初恋の相手だったことを告げると、コヲリは自分の気持ちを抑えきれなくなり「嫁にいくな!俺にしろ!」とヒロインへの想いを打ち明けます。

それに応えるようにヒロインもコヲリへの気持ちを伝え、結婚を断ることに。

 

しばらくしてコヲリはこの屋敷を出て知らない街に行かないか?と提案します。

二人一緒に生きる方法はそれしかない、と。

それにうなずくヒロイン。

外から許婚の車の音が聞こえたコヲリはヒロインを連れいよいよ逃げることに。

走って逃げたこともありヒロインの容態はどんどん悪化しますが、獣の自分では薬も買うことができず、病院にも連れていけないと悟ったコヲリはヒロインを置いて走り去ります。

許婚の前に現れわざと怒らせるように煽るコヲリ。

直後、銃声が響き渡ります。

 

 

二人の秘密の花畑に深手を負ったコヲリがやってきます。

なんとか許婚から逃れ、人目のないところで最後を迎えようとしていました。

 

そんなコヲリのもとにヒロインが走ってきます。

驚きつつも拒絶し、許婚のもとに戻れと言いますがヒロインは一緒にいたい、と退きません。

苦労するとわかっても自分のそばにいたいと言うヒロインに

獣としてではなく男としてもう二度と彼女のもとを離れない、泣かせないと誓います。

そこへ再び許婚の車の音が。

二人は手を取り合いずっと二人でいられる秘密の場所を探しに歩き出します。

 

フリートーク

前野さんも「最後」についてお話されていましたね。

第一弾もそうですけど、いろいろ考察せずにはいられなくなります。

あと…私愛犬家なので、犬のエピソードは面白かったです。

 

SE・BGM

今回のBGMもとても素敵でした。相変わらず大正感出てた。

サントラ欲しいくらい黒華族のBGM大好きです。

一点だけ、ヒロインの動作を表すSE(衣擦れみたいなやつ)がちょっと大きくて気になりました。

今回もいいタイミングで流れるリリヰが最高でした。

なんかリリヰ聴くだけで涙ぐめる気がする。

 


【Rejet】大正黒華族

 

 感想

甘かったなぁ…と思いました。

何度も言いますけど、どうしてもヒイロと比べちゃうんですよね。

今回はヒロインが忘れていたとはいえ二人は初対面じゃなくて、なによりコヲリがヒロインを好き…っていう設定のもとお話が始まって進んでいくので第一弾で薄いと感じた甘さがちゃんとあって、最近のRejetが好きな人には第一弾より満足できるんじゃないかな、と思います。前野さんのリップ音もとても甘かったです。

そもそも今回は分岐点(結末)に入る前に二人の想いが通じ合ったっていうのがね。

ヒイロなんて…ヒイロなんて…お嬢様と離れ離れになって閉じ込められて泣いてたんだぞ!想いを告げるのもキス(たった1回)すんのも分岐点後だぞ!私の解釈では生きてるうちに出来なかったんだぞ! 

 

今回の結末について、ここからは本当に私の個人的な解釈です。

一周目を聴いた時は今回も二人とも死んでしまって死後の世界の話、もしくはコヲリの夢的なものだと思いました。ヒイロの時と同様に。

負傷はしているけれどきっとその世界は獣にだって優しいし、二人を邪魔するものなんてないから二人でお幸せにね、と。

でもひっかかったんです。「車の音」が。

もし最後の二人の再会が虚ろな世界の話だとしたら、そこに「車の音」なんて聞こえるだろうか?と。わざわざ許婚なんか出てくるのか?と。

だとしたら最後の二人の再会は現実なのかも。

だけど二人生きてたならハッピーエンドじゃーん!とは私は思えないんですよね。

前野さんの演技がオーバーすぎたんだよ、って言われちゃえばそれまでなんですけど

私の聞いた感じでは第六節冒頭のコヲリはHP 5/100くらいに感じたんですよ。

やっとの思いで生きてる感じだった。

そんな彼がヒロインを連れて許婚に見つからずに逃げることが本当に可能なのか?

許婚に見つかればコヲリは最悪殺され、二人は引き離されヒロインは許婚と生きることを強いられるかもしれない。それはバッドエンド。

許婚に見つからずに逃げられたけど(負傷してるから)逃走中に力尽きて二人とも死ぬ。これもバッドエンド。

村を見つけるけど獣だから迫害されて逃げ惑う生活を続けヒロインの病気も悪化し…。これもバッドエンド。

この世界は獣に優しくないですから、そんなに簡単にことが運ぶとは思えないんですよね。剣が君の螢の某EDを思い出します。

考えても考えても全然幸せになる道が見つからなくて、泣きました。

まるでバッドエンドの前の幸せなひと時のような。

本当はここまで深読みする必要なんてなくて、二人が希望をもって手を取り合って生きていける、よかったね。でいいはずなんですけど…ね。

最初から治癒(回復)能力持ってます、とか設定があったらもう少し希望が見出せたんだけどなw

私の中ではヒイロよりバッドエンドかなーという結論に至りました。

 

桜草の花言葉がね、また考察欲を滾らせるのです。

 

ブックレットは2周目の第三節終わりくらい(電話のあたり)で開くとぶわっとくるものがあるかもしれません。ヒイロとはまた違う形で彼の気持ちを読み取ることができると思います。 

 

疑問だったのは、コヲリはなぜ白百合の屋敷にやってきたのか?もともとヒロイン(の家族)が番犬として買ったのか?

白百合の屋敷に来る前はどこでどんな生活をしていたのか?とか。

公式設定として白河學園に通ってるとか、ヒイロの双子の兄とかあるんですけど、あまり設定が活かされてなかったな。もしかして雑誌に載っていたのかもしれないですが…

そういう点を踏まえるとCD1枚でまとまってたと書きましたけど2枚でじっくり聴かせてくれたらなおよかったのかなぁ、とも思います。

 

二周目からはコヲリの事情も分かっているからコヲリに感情移入?というより同情?しちゃってどうしてもヒロインが好きになれませんでした。

なんなんこの女!って思っちゃう。

乙女ゲームもそうですけどヒロインを好きになれないとけっこうキツイです。

だから私は今回の第二弾はちょっときつかったです。コヲリはいい子なのにもったいない。

次巻からはヒロインの性格も気にしとかないといけないなぁ。

 

余談ですけど黒華族を聴いてると灰鷹のサイケデリカに出てくるヒューの

「ぼくは悲劇を好むけど、悲劇を望んでいるわけじゃない」

て言葉を思い出します。